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院長挨拶

副理事長・院長写真

岡山博愛会病院では「内科中心の在宅医療から回復期までを担う岡山でNo1の病院」という目標を掲げ、全職員が心を一つにして取り組んでいます。ありがたいことに全ての職種で優秀な人材が与えられ、病院機能と医療の質が大きく向上しました。

2019年1月には2つめの地域包括ケア病棟がオープンしました。84床という規模は岡山県内最大のものであり、在宅医療を支えるためにフル回転で運営しております。2020年11月には療養病棟を廃止してリハビリに特化した回復期リハビリテーション病棟をオープンしました。脳卒中や骨折などの患者さんを対象に集中的にリハビリを行って自宅退院を目指す、強力な機能をもつ病棟です。

また、法人内の人事交流も盛んになり効果を上げています。グループホームまこと、看護小規模多機能型居宅介護のぞみ、特別養護老人ホームアダムスホーム、介護医療院みくになど関連介護施設へ病院内の看護・介護スタッフが派遣されました。従来の要介護者に加えて要医療者への対応の幅が広がるなど、それぞれの施設は進化を遂げています。IT化も進み、法人内の各施設がインターネット回線を使って会議をするのが当たり前になりました。以前は完全紙カルテでしたが、オーダリングシステムなどの導入により、検査、処方、注射、リハビリ、看護が電子化され業務の標準化と効率化が一気に加速しました。新型コロナウイルス感染症拡大の中、感染対策の一環として面会、毎日の職員の健康管理、オンラインでの外来栄養指導にIOTを活用したことが評価され、2020年度「おかやまIT経営カ大賞」で地域貢献賞に選ばれました。大変ありがたいことです。

2020年1月以降、新型コロナウイルスの流行によって世界が一変しました。そしてこれからしばらく、この感染症との戦いは続くと思われます。しかし岡山博愛会130年の歴史の中で先人たちはもっと大きな困難に直面し、アダムス先生の理念のもと、社会と時代の変化に柔軟に対応して幾度も乗り越えてきたことでしょう。「博愛会」の中心には愛があります。地域の困った人、弱い人の側に立って仕事をなさったアダムス先生の思いを引き継ぎ、これからも地域の安心を支える岡山博愛会を目指していきたいと思います。

岡山博愛会病院
院長 中尾 一志

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